アンティーク雑貨とテキスタイルの通販 【SUCRE CUIT】
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PROVENCE プロヴァンス 旅行記
     ノスタルジックな街並みを求めて南フランスの田舎町へ
                      人々や街並みの温かさの中にどこかなつかしさを感じる町
 L'lsle-sur-la-Sorgue
PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

アヴィニョンから列車に乗って、ヴォークリューズの泉から流れ出すソルグ川に囲まれた町、リル・シュル・ラ・ソルグへ。プロヴァンスの旅はこの小さな町からはじまった。毎週日曜日のマルシェでは、プロヴァンスの恵まれた自然を思わせる、新鮮な野菜やフルーツ、そしてラベンダー、石けんなどのプロヴァンスの特産品が所狭しと並べられる。朝ごはんのデザートに、マルシェで買ったばかりのイチジクをほおばり、まずは自分へのお土産にプロヴァンスの石けんを購入した。

ゆるやかな運河の流れるリルシュルラソルグは、普段は静かなプロヴァンスの田舎町。でもマルシェの立つ日曜日は、地元の人たちも浮足立っている。マルシェの周りには、マルシェのかごを持った人たちでいっぱいになり、まるでお祭りのように賑やかになるから。今度は私もプロヴァンスの地元っ子のように、マルシェのかごいっぱいになるぐらいの新鮮な野菜を買いに来よう。

運河沿いのカトル・オタージュ通り(Avenue des Quatres Otages)では、アンティーク市が一日中行われている。今日はいつもより気合を入れて、お目当てのアンティークを探しに行く。さっき食べたイチジクのおかげで、コンディションは抜群。素敵なアンティークとの出合いを求めて、カトル・オタージュ通りを何度も往復する。みんながお店を締め出すころには、お店のマダムとも知り合いに。

 

 

 
PROVENCE プロヴァンス 旅行記
PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

 

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

お天気のいい日は、運河のかもたちも気持ちよさそうにプロヴァンスの太陽の光を浴びる。運河のいたるところにある水車には、織物業の盛んだった18世紀当時の面影が残っている。かつては織物業が盛んだったこの町の運河は、多くの旅人だけではなく、地元の人々の心も癒してきたのだろう。だからこの町に住む人々は、とてもおだやかで温かい。

アンティーク探しが終わったら、今度は運河沿いのカフェでゆったり過ごす。昼間はお客さんでいっぱいだったカフェも、アンティーク市が終わるころにはすっかり静かになっている。お祭りのようなリルシュルラソルグの日曜日は、もう終わりに近付いていた。明日からはまた静かなプロヴァンスの田舎町に戻っていく。

朝目が覚めてホテルの部屋の窓を開けると、心地よい太陽の光とともに、素敵な中庭が姿を見せた。焼きたてのパンの美味しい香りが、風に乗って朝を伝えにきた。「ボンジュール、紅茶かコーヒーどっちにする?」温かなマダムの笑顔と焼きたてのパンから一日が始まる。プロヴァンスの旅はまだ始まったばかり。

 Lourmarin
PROVENCE プロヴァンス 旅行記
 

 

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

田園風景の広がるプロヴァンスの田舎町にぽつんとたたずむ洗練された小さな村、ルールマラン。ゆっくり歩いても、村を一周するにはそれほど多くの時間はかからない。でもついつい急ぎ足になってしまうのは、一つ一つ表情の違う石造りの家々があまりにも魅力的だから。扉、窓、壁の色、そのすべてが別々の表情を見せてくれる。

「プロヴァンス」という響きをきいてずっと頭に思い浮かべてきた景色。その景色が今、目の前に広がっている。だからはじめて訪れた村なのに、なぜか懐かしい気持ちでいっぱいになる。ルールマランでは、自由に歩き回る犬たちと無邪気に遊ぶ子供たちにたくさん出会った。人々に愛されながら育ってきた犬たちは、村の子供たちを見かけると、すぐにしっぽを振りながら子供たちを温かく出迎えていた。

そしてのどかな太陽の下、細い路地に並ぶ家々を見上げながら村の中を歩いていくと、私の目の前を二匹の犬がじゃれあいながら駆け足で通り過ぎて行った。昔から仲の良い二匹が、今日も遠い地から訪れる旅人の緊張を解きほぐすように出迎えている、私にはそんな風に思えた。そんな二匹の心遣いに感謝しながら、私も二匹の後を追って、石畳の続く緩やかな坂道を少し小走りで進んでいった。

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

家々の間にたたずむ一軒の小さなカフェ。このカフェにいる一匹のゴールデンレトリバーは、村の子供たちの人気者。村の家々に見とれすぎて少し疲れたから、少しの間休憩しよう。お店のマダム一押しのデザートは、ナッツのたっぷり入った生クリームのアイスクリーム。今まで食べたことのない触感に驚きをかくせない私に、「おいしいでしょ?」と笑顔で話しかけてくれる気さくなマダムの様子を見ると、小さなお店が地元の人たちですぐにいっぱいになってしまうのにも納得できた。

ルールマランのもう一つのお目当ては、コテバスティッドというお店。ここは、とてもいい香りのする石けんやキャンドル、香水、リネンなどが置かれている。緩やかな坂道の途中にあるお店の中は、やわらかい照明の中、白と麻色に囲まれたオーナーのセンスの良さが光る素敵なインテリア。

コテバスティッドに来たら必ず買おうと決めていた小さな石けんとキャンドルをルールマランのお土産に買い、緩やかな坂道を今度は満足げに下って行った。ふと前を見ると、さっきまで走り回っていた二匹の犬が、日陰で少し距離を置きながら、ぐったりと横たわって休んでいた。でもきっと次の旅人がこの村を訪れたら、二匹はまたその旅人を走って出迎えに行くに違いない。

 

 

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

 Gordes
PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

 

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

「天空の城ラピュタ」のモデルとなったことを知ってから、憧れの場所となったゴルドの地へ。石造りの建物が、スパイラル状に丘の頂上に向かって折り重なっていて、村全体がまるでひとつの城のように浮かび上がっている。こんな光景を目にしたのは生まれて初めてのはずなのに、どこか懐かしい気持ちにさせるゴルドの村。フランスで最も美しい村と言われるのにも、一目で納得できた。しばらくその美しさに見とれていたら、「天空の城ラピュタ」の世界に一気に迷い込んでしまったような感覚になる。

その美しさに見とれながら、今度は村の中を目指す。村の中は驚くほど小さくて、素朴で、親しみやすく、そして落ち着いた空気が流れていた。「ボンジュール」と気さくに声をかけてくれる村の人たち。ゴルドに住む人々は、ゆったりとした時間の中で暮らしている。だから遠い国から来た私のことを、こんなに温かく迎えてくれたんだ。

村の中は、曲がりくねった石畳の路地が何本も入り組んでいる。そして一本の路地に引き寄せられるように、少し足早に下っていった。そこから見えたものは、広大に広がる緑と、小さく見える家々。乳白色の石壁とオレンジ色の屋根が、緑色の中にアクセントを加え、まるで一枚の完成された絵のように、旅人たちの心を癒していた。

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

 

PROVENCE プロヴァンス 旅行記

迷路のように入り組んだ石畳の路地を曲がりながら、ただ前へと進んでいく。すると洗濯物のかかった小さな庭で行き止まりになっていた。このゴルドの村の中にも、そこにはちゃんと人々の日常の暮らしがあって、村の人々は私たちと同じように、普段の生活の中を生きていることに、はっと気がついた。そんな当たり前の発見が、妙にうれしく感じてしまう。

毎週水曜日に立つマルシェは、とても小ぢんまりとしたもの。マルシェのおじさんが「この前リル・シュル・ラ・ソルグのマルシェで見かけたよ」と私に話しかけてくれた。おじさんは日本に何回か来たことがあるらしく、「こんにちは」と日本語であいさつをしてくれた。マルシェの人たちと昔からの顔なじみのように仲良くなれるのが、小さなマルシェの魅力。

プロヴァンスへは、六月のラベンダーの季節に来るのが理想だけれど、ドライラベンダーは一年中マルシェやお店に置いてある。今度は必ずラベンダーの花が一面に咲く季節に来よう 、そう心に誓ってから、ドライラベンダーを二束、自分へのお土産に買った。

 

 

 
 
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