アンティーク雑貨とテキスタイルの通販 【SUCRE CUIT】
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COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記
         青い空と青い海、そしてあわい潮の香りに誘われて

                        フランスの誇る最高のリゾート地へ旅に出よう

 Cannes
COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記
 

 

ニース・コート・ダ・ジュール空港から、友人の別荘のあるカンヌまでは急行列車で約25分。コート・ダ・ジュールの旅路はここ、カンヌを拠点にはじまった。毎年5月になるとカンヌ映画祭が開かれ、世界中の映画スターが集まるここカンヌには、その華やかさの中にも庶民的な雰囲気が見え隠れする。

驚くほど庶民的な駅の周辺から南へ行くとクロワゼット通りという高級ホテルやブランドショップの並ぶ海岸沿いのストリートに着く。そこを抜けるともう地中海だ。プライベートヨットがいくつも並ぶ旧港を抜けてオシャレなカフェの並ぶJean Hibbert通りを少し歩けば友人の別荘に着いた。ビーチの真横にあるこの別荘からは、地中海を見下ろすことができる。

長いフライトでくたくたになっていた私は、すぐに眠りに就く準備にかかった。目を閉じると、夜の静けさの中で波の音だけが聞こえていた。自分が今地中海のすぐ隣にいると思うだけでわくわくした。そして今回の旅への期待も膨らんだ。

 

 

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

 

 

 

次の朝、ベーコンエッグにPOULで買ったパンデショコラ、そしてマルシェで見つけた新鮮なイチゴを食べながら今日1日の計画を立てる。窓を開け、朝のやわらかい日差しを浴びて目の前に広がる真っ青な海を見ながら目を覚ました。昨日の夜とは打って変わって静かな海が広がっていた。散歩をしているご近所さんと目が合い、照れながら窓を閉めた。こうしてのんびりしている時間ももったいないと感じるぐらい、早く外に出たくてわくわくしていた。今日も長い1日になりそうだ。


カンヌの旧市街には、プロヴァンスの田舎町を思わせるような、かわいい家々が並んでいる。ピンク色の大きなアーケードの中では、毎朝マルシェが立ち並ぶ。色々な種類のパスタを売っているマルシェを見て、ここコート・ダ・ジュールはフランスの中で限りなくイタリアに近い所なのだと実感した。丘の上に立つ教会からは、カンヌの町を見下ろすことができる。

教会の近くにある家で飼われている1匹の猫がとぼとぼとやってきた。フランスでは犬が多く飼われているけれど、猫はあまり見かけないような気がする。コート・ダ・ジュールの暖かくてのんびりとした性格には、猫の方がぴったり合う。中世の姿を残す旧市街と、モダンな高級ホテルやショップのある海岸沿いの魅力が合わさったカンヌの町は、私をたった1日でその虜にさせた。

 

 

 

 

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

 

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

 

 E z e

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

 

 

 

カンヌからrocal trainに乗ってエズへ。エズ駅を降りると、目の前に深くて青い海が広がっていた。しばらくここで小石を投げたり、ただぼんやりと海を眺めたりしていた。今回の目的地であるエズ公園は、高い山の上にあるという。ちょうど山から下りてきた老夫婦にエズ公園までの道を尋ねた。私の質問に答えるのがやっとというぐらい、疲れた様子で「ここをずっと登っていけばエズ公園に着くけど、山を下りるだけで1時間もかかったよ。登っていくのはかなりきついと思うよ。」と教えてくれた。

駅からエズ公園までは、バスが1日に7本ほど通っている。しかし次のバスが来るまでは約1時間。私は、待ちきれずに高くそびえる険しい山を登っていくことに決めた。かばんに入れた1本のペットボトルでは足りないぐらいのどが渇き、足も徐々に重くなっていった。しかし上に登っていくにつれて、そこから見える景色が確実にきれいになっていくことを実感した。エズ公園から見下ろすと、もっときれいに違いない、そう期待しながら重い足をあげて進んだ。


山を登り始めて1時間以上経っただろうか、ようやく目的地であるエズ公園に着いた。バスで上ってきた人たちは、とても涼しい顔をしていたが、私はかなりくたくた。でも途中で見てきた景色と山を登り終えた時の達成感は、山を登った人にしか味わえないだろう。

そこでは、今にも崩れてしまいそうなぐらい繊細で、どこかで見た絵画から飛び出したような風景が私の目を魅了した。しばらくその光景に見とれていた私は、はっとしてカメラのシャッターを押した。遠い地に来たのだと改めて思わせてくれる地だった。コート・ダ・ジュールに数多くある鷲の巣村のなかでも、ここエズは特別な存在感を持つ。地中海を見下ろす村の中で、私はこの神秘的な光景を目に焼き付けた。

 

 

 

 

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

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 N i c e
COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

 

 

 

カンヌからrocalバスに乗れば、1.3euroでニースまで行くことができる。1時間半かけてのんびりと、海岸近くにたつ家々に魅了されながら、コート・ダ・ジュールの中心地であるニースへ。ニースでは、ネグレスコホテルに代表されるような高級ホテルが海岸線に建ち並んでいる。ビーチでは、ヴァカンス客と地元の人々との区別がつかないぐらい、みなここでの暮らしになじんでいる。

海岸に沿った大通りであるプロムナード・デザングレとは、イギリス人の遊歩道という意味だそうだ。そこで海を見ながら語り合う老夫婦を見かけた。二人でどんな話をしているのだろうか、そんなことを考えながら、海岸沿いをゆっくりと歩いた。海から吹く心地よい風は潮の香りがした。

海岸線の大通りから一歩旧市街に入ると、落ち着いた雰囲気がただよっていた。オシャレなカフェやレストランの並ぶサレヤ広場では、毎朝マルシェが開かれる。ビーチにあるカフェでお茶をするのも良いが、サレヤ広場でお茶をするのもまた良い。私の入ったカフェのとなりでは、小さなオーケストラが演奏をしてくれていた。ニースを舞台にした昔の映画のワンシーンにいるかのような気分になった。やっぱりコート・ダ・ジュールの景色にはバイオリンの音がよく似合う。

 

 

 

COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記

 


 Villefranche-sur-Mer
COTE D'AZUR コートダジュール 旅行記
 

 

ニースから2駅離れただけで、とても静かな港町に着いた。ここヴィルフランシュ・シュル・メールは、画家たちを魅了した町。港には小船がいくつも並び、鮮やかな家々はまるで芸術家が作り出した1つの作品のように美しい。

ヴィルフランシュ・シュル・メールの駅を下りて、坂を少し下っていくと、鮮やかな建物の並ぶ道に着いた。そこから港に沿って対岸まで歩いていく。港に浮かぶ色とりどりの小船は、小さな港をより一層華やかにしていた。

かわいいカフェを横目に歩いて行くと、10分ほどで対岸に着いた。対岸からの眺めは、私の想像をはるかに超えていた。自分がさっきまでこの色とりどりのパステルカラーの世界の一部分になっていたとは、想像もつかなかった。つりをするおじさんも、この景色の中では映画の主人公のように見えた。

この町にいる人々は、みな幸せそう。すれ違う犬さえも、幸せをかみ締めながらほほえんでいるかのように思えた。みな、何も無い退屈な時間を思い思いに楽しんでいるのだろう。日本では想像もできないぐらい、ぜいたくな時間を味わいながら、忘れかけていた本当の幸せにまた出合えたような気がした。

 

 

 

 

 

 

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